名称 | MIRS2003 タピ郎統合テスト内容及び結果 |
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番号 | MIRS2003-TEST-0001 |
版数 | 最終更新日 | 作成 | 承認 | 改訂記事 |
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A01 | 2021.1.18 | 鈴木 檀 | 初版 |
このドキュメントはタピ郎の統合試験の内容とその結果を示すものである.
①ラボにて図のように四角形で囲まれた空間を段ボール,椅子,机を用いて作成し,その中を走行させた.
自律移動機能実験環境
②廊下にて,図のように壁に対して斜めになるように設置し,走行させ,壁にぶつからず,少しづつ方向転換するか確認した.
設置様子
①段ボール,机に対してはぶつかることなく回避した.椅子に対しては,ぶつからないこともあったが,ぶつかった際にはタッチセンサが反応して回避行動をとった.しかしタッチセンサについては椅子とのぶつかる角度によっては反応しないこともあった.
②斜めから侵入しても超音波センサが反応し,少しづつ進行方向をかえ,壁との接触を回避した.
①廊下にて,タピ郎の斜め3m先に人を立たせ,タピ郎を走行させ,その人のほうに向かい,人の目の前で停止するか確認した.
方法に示した通りにタピ郎は動作した.
廊下で走行させ,人に接近し停止した後,画面が図のように切り替わり音声がなることを確認した.
画像の切り替わり
実験方法の通りにタピ郎が動いた.
機能3の実験のあと,手をかざしたときに消毒液が噴射するか確認した.
5回実施したが消毒液が噴射したのは最後の1回のみだった.消毒液噴射専用のテストプログラムでは8割成功した.
廊下にて自由にタピ郎を走行させ,機能1~4を連続して実行できるか確認した.
機能1~3については実行できたが,機能4については安定して動作しなかった.具体的には,消毒液が噴射しない,人が立ち続けているにもかかわらずタピ郎が動き出してしまった.
今回のテストでは,機能3までの動作は確認できた.しかし,機能4については一連の流れで動作させた場合に失敗してしまうことが多いことから,調整していく必要があるといえる.